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月がきれいですね [男と女ストーリー]

きれいな満月の夜。あなたはいない。
すぐに逢いに来るって言ったのに、うそつきだな。
満月の夜、僕も同じ月を見るよって言ったのに、
あなたの街は雨じゃないの。
ホントにうそつきだな。

お祭りいっしょに行きたいねってメールしたのに返信もない。
忘れちゃったのかな。私のこと。
なんか泣きたくなってきた。
月がきれいすぎて。


やっべえ。電車で爆睡して終点まで行っちゃった。
疲れているのかな。最近仕事きつかったからな。
夕方までに帰って彼女を驚かせようと思ったのに。
すっかり夜だ。
お祭り、間に合うかな。やっぱりメールしておこう。
わあ、きれいな満月だな。
彼女も同じ月を見ているのかな。
そうだ。ちょっとロマンチックなメールにしよう。


あ、彼からメールだ。もう、どれだけ待たせるんだよ~。
『月がきれいですね』だって。
はあ???
月がきれいですね? あなたの街は雨でしょう?
毎日あなたの街の天気予報、チェックしてるんだから。
もう、ホントにうそつき!


彼女からの返信だ。
『うそつき』
えええ~?

遠距離恋愛の可愛いふたりが、並んで月を見るのは30分後のことでした。


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